片切り彫りで小さめの額を作ってみることとしましょう今回の図案は「唐獅子」凛々しく、勇壮に
銅板に絵付けしました
サイズは「小色紙」 最近はあまり一般的ではないかもしれませんが、 213mm x 183mm、つまり7寸 x 6寸という 銅板の小板定尺を半分に割ったものです
片切り彫り
彫れました
いい感じですね
では、研ぎましょう
砥石~ホウ墨ですね
彫り残しは今回はなかったです
仕上げに移りましょう
まずは沈金
重曹でこすって
沈金中
できました
よくなりそうです
「あらし」で沈金が痛まないようにラックで囲います
ラックがしっかり乾くまで最低1週間あけましょう
では、研ぎます
余分なラックとあらす部分を丁寧に丁寧に
乱暴にやるとラックが持っていかれてしまうので、 慎重に進めねばなりません
あらす部分はツルツルでなければなりません
骨折れますが、がんばります
で、このように
まわりが写りこんでますね
あらします
ザーっと
仕事場にテント吊ってやるんですが、子供のころは この仕事が始まるとよく下に潜り込んだもんです
ついにここまできました
秘伝の煮汁で煮ます。 老舗のタレのように継ぎ足して使ってます
この時、脂がついてるとムラになってしまうので、 ちょっと緊張します
重曹でこすったり
大根おろし塗ったりしながらの作業をくりかえすと
できました
長い道のりでしたが、出来あがるとやっぱり 嬉しいです
どうです!いい感じです
唐獅子は古典図案ですがやはり凛々しく素敵です
同時進行で菊のミニ額も作ってましたこちらも素敵です