チェスの駒、”knight”のビアカップの堀の注文を受けましたので、その制作過程をご紹介します。
生地です。今回は市販品で、銅製。
ヤニを流しこみ、叩けるようにします。
絵つけ。今回はデザインが送られてきたので、それを元にカップに縮尺をあわせ、カーボン紙を介して写します。
絵を移し終わった状態。
外形線に毛彫をします。
毛彫り終了。
「あらし」を施します。
最後に瞳をいれ、
彫りあがり。
暖めながらヤニをぬく。
仕上げにパフをかけます。
完成
彫金部位のクローズアップ
今回の生地は口元で地金が1mmでしたが、肝心の彫るあたりでは0.5mmしかなく、あまり深く彫ると穴があいてしまうので慎重に彫りをすすめました。
もちろん、あまり厚いと重いので生地としてはこれで正解です。
全体の大きさと彫りのバランスも申し分ないモノに仕上がりました。
口元直径約6cm、底直径約4cm、高さ約10.5cm。